ほたての種苗を1年かけて海中で育て、3~5cmの大きさの”稚貝”になったら、いったん海に放します。
海底は、こんな様子です。
色のついた殻を上のほうにして、砂もかぶってちょっと見ただけでは海底と見分けがつきません。
取る方法は、八尺(はっしゃく)と呼ばれる熊手付きの袋網で海底を曳きまわして採ります。ほたてがいっぱいいる場所では、10~20分もひっぱると・・・・・・・
こんな状態で船に揚がってきます。漁師にとっても緊張の一瞬。
2丁の八尺(はっしゃく)で3~4トン採れました。これを、1日数回繰り返します。
港に帰って、鮮度が落ちないよう、すぐに荷揚げをして加工場へ運びます。
年間約150日、この作業が行われます。
毎年コンスタントに農家は畑から収穫するために、畑の見回りが大切とされています。虫がついていないか?枯れていないか?
この点、ほたて漁業も農家と同様、漁場の見回りを大切にしています。
今回紹介する見回り作業は”資源調査”
ほたては放流してから4年間、海の中で育ちます。順調に成長しているか、実際に採り上げて確認します。
その回数、年間約500回!
1枚、1枚、数えるのがたいへん。この分量だと、約3.000枚(600kg相当)
”天敵のヒトデ”も見逃さない!!