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くみあいの歴史

日本最北端の村 くみあいの歴史
昭和29年以来、猿払の浜に春ニシンの姿がプッツリと途絶え幻の魚となって十余年、また、乱獲により姿を消してしまったほたて貝、漁業資源は軒並み枯渇、漁業経営が極端に衰退の一途を辿った。

こうした情勢のなか、昭和36年困窮した時の流れにあって枯渇した往年のほたて資源の再興に着目し、幾多の試練と試行錯誤の中で「死の海」から「生の海」への飽くなき執念が花を咲かせ、獲る一方の漁業から「育て獲る漁業」の転換に見事成功し、いま、日本一の「ほたてのさるふつ」と自他共に認められるに至りました。

猿払の海を拓いた多くの先人の苦労と偉業を偲び其の意志を我々も子孫もうけつぎ実践することを肝に銘じて建てられた、「いさりの碑」に刻まれた「撰文」を指針として今後も、安定と充実発展のために邁進努力を続けています。
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